弁護士の話し方

ここ最近、当事務所のホームページに、「弁護士 話し方」という検索キーワードで来られる方がたいへん多いです。

管理者用ページの情報によると、9月に入ってから今日まで、「弁護士 話し方」「弁護士の話し方」の検索ワードで計82件のアクセスがありました。また、「弁護士 話し方 気をつけていること」で20件、「弁護士 説得」「弁護士 説得の仕方」で計20件のアクセスがありました。

これで検索すると、当事務所の(旧)ホームページに私が約6年前に書いたコラムが出てくるみたいです。今でも見れますので興味のある方はどうぞ。

 

ついでに、全く関係ないですが、「難波 ゲイバー シカゴ」で5件くらいのアクセスがあります。これは私が9年前に若気のいたりで書いた、難波のゲイバーのママ(?)を紹介したコラムです。今となっては恥ずかしい内容なので人目につかないところに格納したつもりが、検索すると出てくるようです。

 

横道にそれましたが、なぜ「弁護士 話し方」という検索が増えているのか私にはわかりません。もしこの検索ワードで当ブログ記事に行きあたった方は、どういう情報を求めて検索されたのか、よろしければコメント、メールなど寄せてください(従来より、ブログネタのリクエストを歓迎しております)。

 

ひとまず、弁護士の話し方、説得の仕方や、その際に気をつけていることなどについて情報を求める方が多いようですので、簡単に書きます。

かといって、我々の業界内に特殊な秘伝があるわけではありません。

私が弁護士になりたてのころから意識してきたのは、当たり前のことですが、「相手の話をよく聞く」「一般の人が聞いてわからないような専門用語は使わない」「尊大にならない」ということです。これはどういう分野の人にでも求められることだと思います。

ただ、弁護士として12年やってきた今は、これも程度の問題であると思っています。

依頼者の話をよく聞くと言っても、全然関係のないことばかり話す人もいて、それをずっと聞いているのは互いに時間の無駄になるし、肝心なことが聞けないままに相談が終わってしまいかねない。

専門用語はつかわずに、尊大にならずに、と言っても、場合によっては、小難しい話も交えて上から「こうだ」と言ってやらないと納得しない人もいる。

結局、相談に来た人はどういう情報を求めているのか、そしてそれをどういう言い方で伝えれば納得をするのか、それを相手の顔を見ながら決めている、という部分も多いにあります。

 

また横道にそれますが、上記のゲイバーのママは、たぶん客の顔を見て、お酒を飲みたいのか、映画や音楽の話がしたいのか(ママは古い映画に詳しい)、ゲイの世界の濃い話が聞きたいのか、判断しているのだと思います。

人と接する仕事であるという点では、弁護士もゲイバーのママも同じであり、そこに決まった方法論やマニュアルがあるわけではありません。

余力があれば、次回は「弁護士の説得の仕方」について書きます。

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