ハワイにて思ったことなど 2014夏 その1

1か月以上、更新がないままになってしまってました。この間、私は家族と恒例の(といっても2回目ですが)のハワイ旅行に行ってました。今年も多少、そのときのことに触れてみます。

 

去年は、来年もハワイに行けるのならもっと英語で話せるようになろうと思って、多少は英会話も独学しました。

と言っても、市販の英会話のテキストをかじったのと、ブルース・リーの映画を英語音声・英語字幕で観ていた程度なのですが。しかもブルース・リーの映画の後半は「アチャーッ!」とか言ってるばかりで、たいしてセリフが頭に入りませんでした。

それでも去年に比べると、少しはこちらの用件が伝えられるようになりました。しかし、多くの方が同じ経験をしていると思いますが、向こうの言っていることを聞きとるのは、まだまだ困難でした。

 

去年、当ブログで、シェラトンワイキキのバーに一人で入って、何度か聞き直しながら、何とかマティーニをオーダーできた話を書きました。だから今年はもうだいじょうぶだろうと、早めの時間に息子と二人で同じバーに行きました。

で、やってきた女性店員に「マティーニ」というと、向こうはジンかウォッカかを聞いてきて、ジンと答えたら次はタンカレーとかボンベイサファイアとか、ジンの銘柄を聞いてくる、ここまでは去年経験したとおりにオーダーしました。

息子にはジュースをと思って、「Any juice?  To him」(英語として合ってるかどうかは知らない)と店員に聞くと、それに早口で答えてきた内容が理解できず、「Pardon?」(これも合ってるかどうか知らない)と聞き返してしまいました。

その店員は「グァバ、オレンジ、パインアップル」と、やはりジュースの銘柄を聞いていたのです。わかってみればごく簡単な英語です。

結局、現地の人の英語が聞き取れるかどうかは、こちらが話したことに対して、どんな答えが返ってくるかが予想できているかどうかによるところが多いのでしょう。だからおそらく、日本国内で英語のCDなどを聞いているだけでは限界があるのでしょう。

 

同じような話は、国をまたがず日本国内でもよくあることだと思います。

たとえば私は以前、東京地裁への出張帰りに銀座の居酒屋に一人で飲みにいき、「ビールください」と頼みました。居酒屋の大将は何か早口で言ったのですが、私には聞き取れず語尾の「……サシ」だけが聞こえました。

ふつう居酒屋でビールと言ったら次は「生ですか、瓶ですか?」という言葉が来ると思っていたので、ややとまどって聞き返すと、大将は「サッポロ、キリン、アサシ」と言ったのです。瓶ビールの銘柄を聞いていたわけです。「アサヒ」が「アサシ」になるのは大将が江戸っ子だからでしょう。生ビールは置いてないというのも潔くて良かったです。

 

と、まあ、ワイキキのバーでも銀座の居酒屋でも、そこでの言葉のやり取りを体験しないことには、身につかないことも多いのだなと思います。

語学であれ何の勉強であれ、また酒の飲み方であれ、息子には何でも飛び込んでみて体験して学んでほしいものだと思いましたが、たぶん息子は何も考えておらず、ただ夕暮れ時のワイキキの風にふかれつつパインジュースを飲んでいました。

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