新年度に「過去ログ」を見返して

4月に入りました。

毎年この時期は、裁判官も人事異動のシーズンであり、裁判所がバタバタしていて法廷での弁論があまり開かれません。したがって我々弁護士も裁判所に行く用事がなく、スケジュールがやや楽になります。

とはいえ、弁護士としても、事務所でたまっている書面作成の仕事などを片付けないといけないので、ヒマというわけではありません。

 

さて先週末、ふと思い立って、過去に自分の書いたブログを見ていたのですが、楽天ブログで書き始めたのが(こちら)、平成18年7月のことですから、あと2年と少しで10年になるわけです。

最近は更新頻度が鈍っておりますが、10周年を達成したら、それを記念して、ブログ記事の傑作選を集めて本にする予定です(エイプリルフールのウソです。こんなこと書くと出版業者が本当に「本を作りませんか?」と営業の電話をかけてきたりするのですが、こんな駄文を本にする気は全くありません)。

 

最近、ブログ更新のペースが鈍っている理由は4つあります。

1つめは本業が幸いにも多忙であるから。2つめは自宅で書こうとしても(独身時代はそうしていた)、今は自宅に帰ると子供と遊ばないといけないから。3つめは幼稚園のPTA活動に時間を割かれるためです。

4つめが最大の理由なのですが、雑文とはいえ8年近くも書いておりますと、いろいろ新しい事件が起こっても、その事件に関する法的論点についてはすでに書いたことがあるものが多く、同じ話を重ねて書くのも気乗りしない、という点にあります。

 

今回は話があちこちに行って恐縮ですが、過去に自分が書いたものを見返してみたのは、「袴田事件」のことを調べようと思ったからです。

最近、連日報道されたのでご存じと思いますが、死刑判決が確定していた人が、再審の開始決定を受けて釈放されたという件です。

 

死刑制度とか刑事裁判の再審についても、ここで度々触れてきましたし、この事件の再審請求は古くから行われていたので、当ブログでも自分で過去に何か書いていたかと思って遡ってみたのです。とはいえ、該当記事が出てこなかったので、まだ触れていなかったようです。

この機会に触れてみるつもりなのですが、多くは過去に書いたことの繰返しになると思います。それでも、目新しい問題も含むようですので、それを自分なりに整理してみるつもりです。

今回は予告だけで終わります。

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