秘書募集中(女性限定)です

今回は当事務所の内幕の話もからんでいます。

当事務所において、いつも明るい笑顔で業務に従事してくれ、依頼者にも、出入りの業者さんにも人気が高く、たまにスタッフブログでも話題を提供してくれた女性秘書のMさんが、かねてからの目標であった海外留学に出るため、この夏に当事務所を退職することになりました。

 

ということで、当事務所では女性職員を募集中です。

詳細は当事務所のツイッターも書いておりますので、ご興味お持ちの方はあわせてご参照ください。

 

ところで今、「女性職員を募集中」と書きましたが、採用にあたって男性限定とか女性限定とかいうのは、たしか、男女雇用機会均等法で禁じられていたのではなかったかなあと思い出しました。と、弁護士がそんな頼りないことではいけないのですが、条文を参照してみました。

その第5条に「事業主は、労働者の募集及び採用について、その性別にかかわりなく均等な機会を与えなければならない」とあります。必ずしも「男性限定」「女性限定」と表示してはダメだと、明確に書いているわけではありません。

 

いちおう、当事務所ではこれまで、採用にあたっては男女ともに均等な機会を提供してきたと思います。男性だから(または女性だから)採用しない、ということは基本的にありませんでした。でも、今回は当事務所の紅一点がいなくなってしまうということで、女性限定で募集しています。ご了承ください。

男ばかりの法律事務所なんて、むさくるしいし、相談に来られるお客さんだって、男に茶を出してもらってもマズイだろうと思います。男女差別でなく適材適所です。

こんなことを書くと、男女雇用機会均等促進委員会か何かが文句を言ってくるかも知れませんが、言ってきたらそのときで考えることにします。

 

そのような次第で、当事務所では現在、女性限定で事務職員を募集しています。詳細は当事務所までお電話またはメールを、お待ちしております。

弁護士を最大限に活用する2つのルール 4(完)

弁護士を最大限に活用する2つのルール、と大げさなタイトルで3回に渡って述べたまま、更新が滞っていました。いつもながら更新頻度にムラがあってすみません。

1月前半は、正月休みに書きためていたものがあったので、いずれも大したことない内容ながら次々更新しましたが、今後はまた、ゆっくりした更新になると思われます。

 

弁護士と効率的に相談し、最大の効果をあげるための方法としては、

1つめは、いま、何が起こっているかをまず伝えること、そしてできれば、どうしたいかを伝えること、

2つめは、自分から話をするのでなく、弁護士の問いに答えること、そして当然ながら、恥ずかしいことでも何でも、自身の状況を正直に答えること、

こういったことを述べました。

 

もちろん、優れた弁護士であれば、依頼者がどんなに舞い上がっていて、取りとめのない話をしてしまっても、依頼者をなだめつつ的確な質問をして、必要な事項を聴き取ることができるでしょう。私もそうあるべく、日々の相談業務の中で努力しているつもりです。

相談にくる人は法律や裁判については素人だし、トラブルを抱えて慌ててやってくるわけですから、弁護士が求める情報をすぐに伝えられないのは当然です。依頼者から的確な聴取ができなかったり、ウソをつかれたりするのは、弁護士の聴き取り能力のなさや、弁護士が依頼者と信頼関係を築けていないためでもあるでしょう。自戒を込めて、そう思います。

 

とはいえ、弁護士に相談に来た以上は、目の前のその弁護士のことを信頼して、すべて委ねるつもりで任せるほうが、良い結果が得られると思います。

弁護士にも、能力の差や、人間的に合う合わないはあると思いますが、たとえ最低ラインの弁護士であったとしても、いちおうは司法試験をくぐりぬけて、司法研修所という養成機関で学んできたプロです。ですから、法律や裁判のことにかけては、素人とは隔絶した知識と実力を持っています。

 

幸い、最近は弁護士の数も増え、法律事務所のホームページなども多くなり、相談者が弁護士を選べるような状況になってきていると思います。いったん選んだら、その弁護士を信用して、上記の2つのルールにそって、相談ごとを話してみてください。きっと、相談して良かったと思える結果が得られるのではないかと思います。

 

まとまりのない文章のまま、このシリーズを終わります。